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算命学とは?占い方や何が占えるのかをやさしく解説

占いには「星占い」「タロット」「手相」など様々な種類があります。算命学もそんな占いのひとつです。 日本での知名度はそこまで高くありませんが、古代中国に源流がある非常に歴史の長い占いで、有名な「天中殺」もじつは算命学の用語です。
本記事ではそんな算命学で何が占えるのか、どうやって占うのかなどを占いに詳しくない方でもわかるようになるべく専門用語を省いてやさしく解説します。

算命学の成り立ち

古代中国には世界のあらゆるものを「陽」と「陰」にわける陰陽思想、万物は「木・火・土・金・水」の5つの幻想で成り立っているとする五行思想の2つがありました。 この2つが組み合わさったものを「陰陽五行説」といい、すべてのものはこれらで成り立っているのだからこの世の事象は陰陽五行で説明がつくはずだという考えに至ったわけです。 このことから陰陽五行は国政や軍略に使われるようになり、次第に占いとしても使われるようになっていったのです。 正確なところは不明ですが、この占いは中国の王朝に伝わる秘伝とされ、長年受け継がれていました。

しかし、中国で文化大革命が起こるとこの占いの伝承者達は命の危険にさらされ、そのうちの一人、呉仁和が日本に亡命してきました。 この呉仁和に高尾義政氏が教えを受け、算命学として日本に広めたのです。 これが1970年代~80年代頃のことですので、日本での歴史は浅いのですが、ここに至るまでのことを考えると非常に歴史の長い占いです。(なお、この話はあくまで口頭伝承であり、実際のところは不明です。)

ちなみに有名な「四柱推命」も算命学の基となった占いにルーツがあり、占い方や理論は非常に似ています。四柱推命ではその占いの技法が明代に「滴天髄」「窮通宝鑑」などの書籍としてまとめられており、現在もこれがベースになっています。

さらに余談ですが、算命学もこれらの書籍等を参考にし、高尾義政氏が創作した占いだという指摘があります。正直なところ、これは私もその可能性はあるなーと思っています。事実、初期の算命学を教える教室と、高尾義政氏の晩年の算命学を教える教室では異なる部分が散見され、創作(改良?)された痕跡が多々見つかります。しかし、仮にそうだとしても難解な四柱推命をここまで洗練したのなら、それはそれですごい功績です。もちろんそうなると、今度は時柱など色々気になる部分も出てくるのですが、あまり深く書いていくと本記事の趣旨から逸れますのでこの程度に留めます。

いずれにせよ上記のように成り立ちは不明瞭な部分が多く、疑念を持たれるのは仕方がないと思います。しかし、四柱推命に比べると理解しやすく、占技も多くて使い勝手がよいのが算命学の魅力です。四柱推命とは別に独自に進化を遂げ、日本に伝わったものだとしても全く違和感のない非常に完成度の高い占いになっています。

算命学の占い方

占いは大分すると「命占」「卜占」「相占」の3つに分かれ、それぞれ下記のような特徴があります。

命占
生年月日、場所など生まれたときの情報を用いて物事の宿命や運勢を占います。

卜占
サイコロやカード、筮竹(占い師がジャラジャラとかき混ぜている棒のことです)などを用いて、偶然の要素から物事の吉凶や運勢を占います。

相占
手や顔などの形から、物事の吉凶や運勢を占います。手相、人相、家相占いなどがこれにあたります。

算命学は「命占」に分類され、生年月日と性別の2つを用いて占います。
具体的には生年月日を干支暦に直した「陰占」と、これを変換した「陽占」の2つを算出し、ここに性別を使って運勢の流れを加えます。
これらの計算は非常に複雑で、自分でやるのは大変です。しかし、今は自動計算できるツールがありますので、これを使うのがお勧めです。 当サイトにもツールがありますので、ぜひご利用ください。下記ツールで算出したものを「命式」といい、命式内の要素を陰陽や五行の関係性から運勢を見ていきます。


ところで、「生年月日や性別が同じの場合、鑑定結果は同じなの?」という質問をいただくことがあります。 確かに命式は全く同じものとなりますので、簡易的な性格判断程度であれば似通った回答となります。
しかし、もっと突っ込んで鑑定していく場合は、本人の命式だけでなく、生まれ育った環境や親、子供などの命式等も併せてみていきます。 ですので、生年月日や性別が同じでも最終的なアドバイスは全く異なったものとなります。 ただし、どこまで読み取れるかは、占い師の腕や鑑定時間にも大きく左右されます。

算命学で何がわかる?

算命学では、そのものに与えられた「宿命」が分かります。宿命というのは、そのものに与えられた性質で変えることができないものです。 たとえば、サボテンとして生まれたものが、寒いところが好きだからと南極に移住すればたちまちに枯れてしまう(凍ってしまう?)でしょう。 算命学では、これと同じように人間にも宿命があり、そこから遠く離れた生き方をすると自然に淘汰されると考えます。 そして、その自然に与えられた宿命は、万物を形成する陰陽五行を使えばわかる、つまり算命学でわかると考えるのです。

宿命が分かるということは、その人に適した生き方がわかりますし、人と人の命式を組み合わせれば相性もわかります。結婚相手はもちろん、職場の上司や部下など、様々な人との相性がみれます。
また運気の流れもわかります。この運気の流れを鑑定する際に出てくるのが、有名な「天中殺」です。 ちなみに天中殺は四柱推命では「空亡」といいます。四柱推命では空亡を重視するかは流派で様々ですが、算命学では天中殺を非常に重要視しています。 ひと言に天中殺といってもかなり種類がありますので、算命学で占ってもらうのなら、天中殺のアドバイスはしっかりしてもらいましょう。

一方で物事の短期的な吉凶を占ったりするのにはあまり向いていません。算命学は、性格、相性判断、年単位の長期的なことの相談に使うものと覚えておくとよいです。

まとめ

私が初めて算命学で占ってもらったときは、算命学で何が分かるのかも知らず、謎の漢字がたくさん現れたので混乱した記憶があります。高い鑑定料がムダになった苦い思い出です。 しかし、算命学とは何かを知っていれば、そのようなこともなく、有意義な時間を過ごせるはずです。
当サイトでは他にも算命学の解説記事を公開していますので、ぜひご覧になってください。これから算命学を学びたい人や初学者にもわかるようになるべく簡単に解説しています。

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